ジフテリア菌は、口や鼻に入って発症し、高熱やのどの痛みなど強い炎症を起こします。菌のだす毒素により、心筋炎や神経麻痺を起こす場合もあります。
百日せき菌は、風邪のような症状で始まります。激しい咳が長く続き呼吸ができなくなり、咳のあと急に息を吸うので笛を吹くような音がでます。チアノーゼやけいれん、脳症を起こすこともあります。
土中の破傷風菌が、傷口から体内に入り発症します。菌の毒素により、筋肉がけいれんし口が開かない、体がこわばり反り返ってしまうなどの症状が起こります。重症化すると日光や騒音のような刺激でも全身が固くこわばるようになります。
ポリオは「小児マヒ」とも呼ばれ、便中に排泄されたウイルスが口から入ることで、のどまたは腸に感染します。ほとんどは症状が出ませんが約5から10%に夏かぜ症候群と呼ばれる軽症の上気道炎または、胃腸炎の症状が出て、夏期に流行します。感染者の1,000から2,000人に1人の割合で麻痺が出て、一部のものは永久に麻痺が残ります。
いずれの病気もかかると重症化し、特に乳児の場合は命を落とすこともありますので、なるべく早い時期に予防接種を受けましょう。
生後3か月から7歳6か月(90月)の誕生日の前日まで
初回2回目:1回目から20日以上あけて56日以内に接種
初回3回目:2回目から20日以上あけて56日以内に接種
追加:3回目接種後1年から1年半の間に接種
函南町役場 厚生部 健康づくり課(保健福祉センター内)
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