5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)予防接種

更新日:2024年04月26日

ページID : 4337

5種混合予防接種は、ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブの各ワクチンを混合したワクチンです。

ジフテリア

ジフテリア菌は、口や鼻に入って発症し、高熱やのどの痛みなど強い炎症を起こします。菌のだす毒素により、心筋炎や神経麻痺を起こす場合もあります。

百日せき

百日せき菌は、風邪のような症状で始まります。激しい咳が長く続き呼吸ができなくなり、咳のあと急に息を吸うので笛を吹くような音がでます。チアノーゼやけいれん、脳症を起こすこともあります。

破傷風

土中の破傷風菌が、傷口から体内に入り発症します。菌の毒素により、筋肉がけいれんし口が開かない、体がこわばり反り返ってしまうなどの症状が起こります。重症化すると日光や騒音のような刺激でも全身が固くこわばるようになります。

ポリオ

ポリオは「小児マヒ」とも呼ばれ、便中に排泄されたウイルスが口から入ることで、のどまたは腸に感染します。ほとんどは症状が出ませんが約5から10%に夏かぜ症候群と呼ばれる軽症の上気道炎または、胃腸炎の症状が出て、夏期に流行します。感染者の1,000から2,000人に1人の割合で麻痺が出て、一部のものは永久に麻痺が残ります。

いずれの病気もかかると重症化し、特に乳児の場合は命を落とすこともありますので、なるべく早い時期に予防接種を受けましょう。

ヒブ

ヒブ(インフルエンザ菌b型)は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症を引き起こす乳幼児の重篤な病原細菌です。

ヒブによる髄膜炎は5歳未満の乳幼児がかかりやすく、年間400人が発症し、約11%が予後不良と推定されています。生後4か月から1歳までの乳児が過半数を占めていますので注意が必要です。

対象

生後2か月から7歳6か月(90月)の誕生日の前日まで

接種回数と接種間隔

標準的な接種回数

接種回数(初回3回と追加1回の計4回)

  • 初回2回目:1回目から20日以上あけて56日以内に接種
  • 初回3回目:2回目から20日以上あけて56日以内に接種
  • 追加:3回目接種後1年から1年半の間に接種

4種混合ワクチンとの交互接種について

4種混合ワクチンで接種を始めた人は、4種混合ワクチンで接種を進めることが原則とされています。

4種混合ワクチンとの交互接種(4種混合で接種を始めた人が、残りの接種回数を5種混合ワクチンで接種すること)を希望する場合は、かかりつけ医に相談してください。

接種会場

持ち物

  • 予診票(赤ちゃん訪問の際に交付します。)
  • 母子健康手帳

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

函南町役場 厚生部 健康づくり課(保健福祉センター内)
〒419-0107 静岡県田方郡函南町平井717番地の28
電話番号:055-978-7100
ファックス番号:055-979-4599
この担当課にメールを送る
この情報はお役に立ちましたか?

お寄せいただいた評価はサイト運営の参考といたします。

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
このページの情報はわかりやすかったですか?