登録記念物

更新日:2024年03月01日

ページID : 3703

名勝地関係

十国峠(日金山)

青空のもと、緑萌える山の向こうにそびえる、十国峠から望む富士山の写真

十国峠から望む富士山

十国峠は湯ヶ島火山の一部(活動時期約40万年前から20万年前)で、標高765メートル、伊豆半島と同じ湯ヶ島層群(1,500万年前から1,000万年前)の上に、箱根の火山活動起源の溶岩流が重複堆積し、箱根外輪山を形成する安山岩が広く分布しています。山頂は強い季節風の影響から、ハコネダケ・アズマササ・ミヤマクマザサなどのササ類と、風衝低木林であるハンノキ・アセビが広く分布しています。
鎌倉時代には伊豆山権現・箱根権現・三島明神の三社を巡る「二所詣」が整備されています。また、中世以前より修験霊場の要衝であり、現在も彼岸には多くの参詣者が訪れる霊場として知られています。頂上からの展望は江戸時代後期から多くの絵画の題材となっており、十国峠は現在でも当時の景観をとどめています。

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