移住者インタビュー

更新日:2024年08月13日

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柳沢さんご家族(畑毛地区)

2023年春に東京都町田市から移住された柳沢さんにお話を伺いました。

家族の写真

柳沢さんご夫妻

移住のきっかけ

移住前は東京で里山の保全活動や地域コミュニティづくりなど、いろいろな活動をしていました。家族みんな自然が好きなのですが、住んでいた場所がわりと住宅地でしたので、より自然豊かな環境で暮らしたいなと思ったのが移住を検討し始めたきっかけです。

子どもの生活を優先で考えると移住の決断も簡単ではありませんでしたが、自然に囲まれたところに引っ越すことに子ども達が賛成してくれていたのが後押しになりました。

函南町を選んだ理由

最初は湘南や伊豆地域など自分達の知っている土地を調べていました。よくある田舎暮らしのサイトや不動産のサイトで物件を探し7~8件は廻りましたが、なかなか理想の物件に出会えず…。ある時、インターネットで静岡県東部の広域で検索していて、たまたま今の物件を見つけたんです。実は函南町というまちがあることを、そこで初めて知りました。

物件自体が良かったのもありますが、町田から遠からず近からずの距離で、町田の友人や親戚との繋がりを切らずに移住できること、また、近いからこそ何度も下見に通えたのはとても良かったです。もっと田舎に行けば田舎ながらの良さもあると思いますが、この辺りは地方都市なので生活のいろいろな選択肢があるのも魅力でした。

また、地元の不動産会社の方がとても丁寧で、お隣さんやご近所さんを紹介してくださったおかげで移住前に地元の人との交流ができました。元々地域コミュニティの活動をしたいと思っていましたので、地域の繋がりや活動が残っている場所に移住できたのは大きかったと思います。

おかげで、良い人達にも恵まれて、ここなら移住しても大丈夫だなという決心ができました。

自宅の外観

中古で購入した平家をリフォーム

壁塗りの写真

子ども達も壁塗りに挑戦

壁塗りのワークショップの写真

壁塗りワークショップ

移住前の準備

旅行ではないので「住む」ということをしっかりと考え、日常生活の下調べはたくさんしましたね。病院や買い物の場所、飲食店をインターネットで調べ、こちらに来るついでに寄ってみる。そんなことを繰り返していました。なんでもない日常生活を“普通”に送れることが一番大事だと思いますので、移住前に住みやすさを確認しました。

熱海と三島の間ということもあり、ここに住みながら、隣町や都心に行きたいと思えばすぐに行けるのもいいなと思います。

 

実は子ども達には移住時期を明確に伝えていなかったんです。「いい家が見つかったら言うね」とだけ話をしてあって。どうやってこの家のことを伝えようかなと悩みましたが…

夏休みに海に行こう!と誘い、沼津の海で遊んでその後ゆっくり温泉に入り、美味しいものを食べてから最後にここに連れてきちゃいました(笑)「誰の家?何??」なんて驚いていましたが、すごく良い場所だということを印象付ける作戦が功を奏したのか、子ども達もすぐにここを気に入ってくれました。これができたのも伊豆ならではだったかもしれませんね。

移住して感じたこと

まず思ったのが“人との距離が近い!”これは移住する前から感じていました。

家の入口をリフォームしていた時に近所の中学生が立ち止まり、ジーっとこちらをみて「手伝いましょうか?」と話し掛けてきたんです。こんなに若い子が全く知らない人に声を掛けてきたことに本当にびっくりして。

また別の日には、コンビニで若い女性が「靴紐が解けていますよ」と教えてくれました。移住する前のわずかな期間で都心ではなかった経験をして、このまちの人の温かさを感じました。

学校生活も、都心にいた時は教師と生徒との関係性にどこか硬さや距離を感じていましたが、今はその印象が全くなく、運動会を見に行って関係性の近さに驚きました。子どもながらに、気づかぬうちに都会のストレスを感じていたようですが、こちらに来てそれがなくなったのを実感して学校生活を楽しんでいるようです。

私の移住LIFE!!

購入した住宅には、敷地内に住居とは別に小さな古民家と蔵もついていたので、これらを再生して地域の居場所を作りたいと思っています。ここに地域の人をはじめ、いろんな人が集まれたらなと。みんなでご飯を食べたりお酒をのんだり、そんなのもいいですよね。

裏には竹林もあって本当に可能性は無限大です。味噌作りワークショップやメンマ造りワークショップを開催したり、妻が料理教室を開いたり、ニホンミツバチを飼い始めたりと段々と活動も始まってきました。

今後も竹細工教室や醬油作りワークショップなど、まだまだやりたいことがたくさんありますが、少しずつ出来る範囲で実現していけたらと思っています。

料理教室の写真

こだわりのキッチンで料理教室

竹細工の写真

自宅の裏の竹を利用した竹細工

 

職業柄もあると思いますが、移住して1年、いろいろな場所に顔を出して知り合いが増えました。このご縁を大切に、函南町での移住生活を楽しみたいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

函南町役場 総務部 企画財政課 企画秘書係
〒419-0192 静岡県田方郡函南町平井717番地の13
電話番号:055-979-8100
ファックス番号:055-979-8148
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