函南町のごみ削減運動
私たちは、多くの資源からものを創り、それを使っては捨てることを繰り返し、便利で快適な生活を送ってきました。しかし、資源には限りがあります。このままの生活を続ければ、いずれは地球の資源が尽き、ごみでいっぱいになってしまう日が来るかもしれません。将来にわたり住みよい環境でいられるよう、資源やものを大切にし、ごみを減らし、再生・再利用してものを使う、循環型社会に変えていく必要があります。
静岡県は、令和4年3月に、第4次静岡県循環型社会形成計画を策定しました。この計画は、「“捨てる”を減らそう。“活かす”を増やそう。~ふじのくにのゼロエミッション~」をキャッチフレーズに、「県民総参加による循環型社会の形成」に向けた取組を展開しています。
函南町においても、近年、ごみの総排出量が減少傾向を示しているものの、町民1人当たりに換算すると1日1キログラム以上のごみを排出しています。地球温暖化防止の観点からもごみの減量は重要課題であるため、この運動を推進しています。そのため、町は、これを受けて平成29年4月に、一般廃棄物(ごみ)処理計画を改定し、令和4年3月に中間見直しを実施しました。
私たちの出すごみの現状
令和3年度の1年間に函南町内で出たごみの量は14,906トン、町民1人1日当たりの排出量は1,098グラムでした。このうち約65.8パーセントの723グラムが家庭から、残りは店舗や会社など事業所から出たごみです。函南町のごみの排出量は県平均と比べて多くなっており、ごみの削減が喫緊の課題となっています。
区分 | 基準値 | 目標値 (令和8年度) |
実績値 (令和3年度) |
計画 |
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静岡県 | 885グラム(令和元年度) | 848グラム | 843グラム | 第4次静岡県循環型社会形成計画 |
函南町 | 1096グラム(平成30年度) | 952グラム | 1,098グラム |
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函南町のごみの排出量と処理経費(平成27年度~令和3年度) (PDFファイル: 142.0KB)
合言葉は「6R」
ごみの量を減らすために私たちが、実践できることはたくさんあります。日常生活のなかで、一人ひとりがごみを減らそうと考えて少しずつ取り組みをしていくことが大切です。また、近年では、生態系や人の健康への影響が懸念されるとして、海洋プラスチックごみ問題の解決が地球規模での課題となっています。そこで、ごみの削減に必要な従来の3Rに、プラスチックごみの発生抑制や海洋流出防止のためのあらたな3つのRを加えた「静岡県独自の6R」を、日々の生活の中で心掛けてみましょう。

従来の3R+静岡県独自の3R
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更新日:2024年03月01日